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レギンス・Tシャツ・ソックスの制作ノート

レギンス・Tシャツ・ソックスの制作ノート

1人目の臨月のころ友達から電話が来ました。
「出産の準備はどう? うちの会社で明日サンプルセールをやるからぜひ来て!赤ちゃんが生まれてから3年間に必要な服は全部揃えられるよ!」

その友達は子ども服を生産するグローバル企業に勤めていて、1枚2~3,000円のブランド子ども服を2~300円で買えるというお得な情報を教えてくれました。すぐに休みを取って楽しみにして行きました。必要なものを数枚だけ買って出ようと誓って、気軽に来たはずだったのに、私はサンタクロースが背負っているような袋三つを背負って帰ることになります...

臨月のお腹に服がいっぱいの袋を抱えてとても大変な帰り道でしたがそれでも今後数年間子ども服の心配はないと思うと心から嬉しかったです。

数ヶ月後、私は1人目の子どもを出産しました。出産祝いでもらったベビー服も数着あり、あらかじめ用意しておいたものも多かったので、服の心配はありませんでした。でも、実際に子育てをしてみると、自分で買って準備しておいた可愛い服はなぜか着せることがありませんでした。引き出しには服がたくさんあるのに、友達から出産祝いでもらった何着かのベビー服だけをずっと着回していました。

この時、子ども用服は柔らかくて伸縮性が高く、簡単に着替えられることが一番大事だと気が付きました!

子育て必需品の中の必需品、子ども用レギンス

 

そんな時に知ったのが、子ども用レギンスというアイテムです。お出かけの時に着るインナーと言うほど、子どものお出かけ着で欠かせないアイテム、ということ。でも、赤ちゃんのレギンスを買おうと検索してみると、20デニールレギンス、30デニールレギンス、スパンフライスレギンス、リブレギンス、両起毛レギンス、ミンクレギンス。 素材も種類も価格帯も多すぎました。(新米ママ泣かせです…)

なかなか外出できないためネットで買うしかなく、直接触って素材を確かめられないため半信半疑でしたが、赤ちゃんをケアする時間を割き、睡眠を惜しみ、良いレビューのレギンスを一生懸命選びました。ほとんどのレギンスは月並みで、厚さとカラー感は毎回千差万別でしたが、レギンスはもともとこんなに安っぽいものしかないのかと、がっかりしました。

その間に、子どもはレギンス全盛期を迎えました。 歩き始めの時期になると靴を持って、私の前に置いて外に出ようせがみます。散歩に出ると地面を四足でほとんどハイハイするのと変わらないので帰ってきたら毎回服を着替えさせることになります。赤ちゃん主導の離乳食で3食のご飯を食べたら毎回服を着替えなければなりませんでした。1日に洗濯機はせっせと二度ずつ回しました。でも、頑張って洗濯をしてもレギンスは基本的に季節ごとに5枚以上ずつ必要でした。レギンスこそ子育て必需品中の必需品だと感じました。

 

すぐに黒くなってしまう、歩き始めの赤ちゃんの白いレギンス

いつか気に入る赤ちゃんのパジャマとレギンスを作ってみたいと考えていた時、モーダルレギンスと出会ったのが最初の始まりでした。

当時のモダールは大人用に使用する素材で、赤ちゃん用レギンスやパジャマでそうそう使用する素材ではありませんでした。 一般的に赤ちゃんの服は綿100%が一番良いと思われていることや、モダール素材が一般の綿より高価なためメーカーの立場でもあえてモダール混用素材を使う必要がありませんでした。さらに、セレクトショップで購入した3,000円レギンスは2回の洗濯で、ひどく毛玉が出てしまいました。それを機に、私は毛玉ができにくいモダールレギンスを作ろうと決めました。

「どうせ作るなら最高のスペックで作りましょう。でも、価格は半分に下げたいです。」

また、「信頼して買える赤ちゃんレギンスブランドになろう」という目標ができました。

1人目の子どもを育てながら一番不便だったことの一つが季節ごとに信頼して買えるブランドがないということでした。パジャマとレギンスを毎回他のブランドで購入していたので、引き出しの中はいつもごちゃごちゃレギンスでいっぱいでした。でも、人の手は本当に正直です。伸縮性が高く柔らかいレギンスだけに、いつも手が伸びていました。

レギンスはたくさん持っているのに、どの時期でも気に入るものだけずっと着回していました。だから失敗なく良い素材の服をリーズナブルに買うことができ、毎シーズンコレクションが発売されたら悩むことなく数枚購入できるようなブランドにしていきたいと思いました。

「赤ちゃん用レギンスに一番最適な生地は何だろう?」 私は繰り返し生地について深く掘り下げてみました。レギンスにぴったりの生地を開発するため、何度もテストを重ね、コットンスパンにモダールを38%混紡することで、柔らかな肌触りと伸縮性、快適な履き心地に仕上げました。
モダールには滑らかな性質があり、素材を混ぜすぎるとしっかりとしたフィット感が出なくなり、 耐久性も落ちてしまいます。 それに加え、モダールの欠点である毛羽立ちを減らそうとエンザイムウォッシュ加工も施しました。 ポンポンお腹の赤ちゃんも腰に締め付け感なく履けるよう高級軽量ゴムを入れて、気軽に着られる春秋用の程よい厚みのレギンスにするため重さのテストも何度も重ねました。

サンプルテストの過程で、次男の反応がとてもおもしろかった出来事がありました。レギンスを開発していた当時、次男と毎日のように公園に出かけていて、長男は靴を持って来て散歩に行こうと言っていましたが、次男は出かけようという意味で引き出しを開けてサンプルのレギンスを持って来ました。引き出しにはお兄ちゃんのお下がりの一般のレギンスもいっぱい入っていたのに、わずか2歳の幼い子どももどのレギンスが良いのか分かっているのが不思議でした。

 

次男の大のお気に入り、サンプルのモダールレギンス

情熱を傾けて作っただけに初めてのシーズンの発売と同時にお客様から熱い反応が返ってきました。

「信頼して買えるコニー」、「レギンスはもうコニーで決まり。」、「登園コーデの心配がなくとても安心です。」などのレビューを見ると、その間の苦労が報われる感じがしました。そして初めてのシーズンにお客様からレギンスと合わせやすいアイテムも作ってほしいという要望をいただき、「綿のカシミヤ」とも称されるスーピマ素材を使用したトップスや、足首の締め付け感ない可愛いカラー感のソックスも、コニーならではの最高のスペックでラインナップを完成させました。コニーの定番ラインナップは毎シーズンのトレンドカラーを取り入れ、お客様からいただいた貴重なご意見を参考にしながらますます進化しています!

良いものが全部詰まったお出かけアイテム

コニーは実際のママとパパとしての経験に基づいてアイテム作りをしています。 このように丁寧に作られたアイテムが、私たちが向き合う問題を解決してくれると信じています。ママとパパとしての暮らしをスタートさせた皆様に信頼して購入していただけるブランドになれるよう、コニーは今日もまた一生懸命頑張ります。 最後までお読みいただきありがとうございます。